イベント会場をはじめ多くの商業施設等、
様々な分野でレンタル什器サービスを提供する株式会社山元様の場合。
株式会社 山元様
什器レンタルを事業としており、日本の百貨店などに什器のレンタルサービスという形態を定着させた業界の最大手の会社様です。商業施設・文化施設の企画演出、店舗の設計施工からオリジナル什器のデザイン、製作・販売までの総合サービスをトータルにプロデュースされています。
「保守サポート期限切れに伴うソフトウェア、ハードウェアのバージョンアップ対応」と「バージョンアップ後のシステムの継続稼働」が課題となっていた。
店舗の営業や催事は、時間との勝負です。同社は全国に配置した拠点のネットワークで、徹底した在庫管理と配送手配を行い、日本全国、適正な時間に什器をお届けする体制を支えているのが、同社が約20年前から構築した“基幹システム”でした。レンタルサービスを展開するためには、この基幹システムが生命線となります。その受注業務や在庫管理を行ったり、各業務システムと連動している基幹システムを稼働しつつ”ソフトウェア、ハードウェアの老朽化”と”保守サポート期限の対応”について解決する必要がありました。
必要なことは、
(1)基幹システム全体のハードウェアとソフトウェアを新しいものへ変更
(2)サーバーの構築
(3)過去蓄積したデータを新しいシステムで使用できるようにする作業
しかし、当初の開発ベンダーが撤退してしまい依頼ができず、新しいサーバーOSでは今のシステムが動かなくなるため、本プロジェクトを検討する必要がありました。
アイセルはマイクロソフト社が提供するVisual Studioの 開発実績や、古いデータを新しいデータに変換する技術が豊富です。その知見を活かして、既存システムをそのまま新環境へ移行する「ストレートコンバージョン」(「ストレートコンバージョン」できないものは「多段階コンバージョン」を併用するという方法)での開発をご提案しました。プログラムには原則手を加えないようにして、同社の基幹システムを継続して利用できるようにしました。
◎機能が変わらないことが最大の評価である。Webブラウザなどの仕様の違いによる不可避な変更点もあったが、現実的な解を提示してもらった。使用感は今までと変わらないことがゴールでアイセルさんの提案通りになった。
◎サポートが終了するInternet Exploerで動かし続けないといけない不安から解放された。特殊環境でなくても稼働できるシステムになり運用負荷が大きく減った。
◎いくつか機能の改修をしてもらっているので、ユーザビリティが向上した。見た目の変化はほぼないが、便利になった点が多かった。